現在の活動について
前田 悦宏
治療家として
約10年間、海外での研修や臨床経験を積んだ後
2012年にトリニティ オステオパシーを開業。
全国から来たる多数の患者を相手に日々施術を行いつつ、
日常生活における健康指導を実施しております。
また、トップアスリート達の栄養指導を行っている
山田豊文先生の杏林アカデミーにて、認定講師の資格を2021年に取得するなど、幅広い視点から治療を行っています。
JOPA認定講師として
日本オステオパシー プロフェッショナル協会は、日本で最大の会員数を誇るオステオパシー教育機関です。
2013年に内臓マニピュレーションの講師を務めてから、現在も日本全国から集まるセラピストの育成活動を行っています。
略歴
・柔道整復師(国家資格)
・日本オステオパシープロフェッショナル協会(JOPA)会員
・日本オステオパシー教育機構(JOTI)会員
・日本オステオパシープロフェッショナル協会(JOPA)講師
・【アメリカ研修】Osteopathy in the Cranial Field Basic course合格
・【アメリカ研修】Osteopathy in the Cranial Field Advance course修了
・【アメリカ研修】クラニアル脳神経 修了
・【アメリカ研修】カークスビル・カレッジ・オブ・オステオパシックメディスン 解剖実習 修了
・ジャパントラディショナルオステオパシーカレッジ(JTOC)卒業
・ジャパントラディショナルオステオパシーカレッジ(JTOC)運営委員任命
・山田豊文杏林アカデミー 細胞環境デザイン学 認定講師
治療に対する想い
施術料に見合う結果を出す
患者さんにいただいた施術料に見合う結果が出なければ
私自身が満足しないため、結果にはこだわりを持って
高いプロ意識で施術に取り組んでおります。
私はオステオパシーの技術を学んで15年になりますが、
単に身体の構造を治療することだけではなく、
体を悪くする習慣や環境要素についても学び、
健康を取り戻すためにできることを広範囲に研究しております。
そのおかげで、その人の症状や病気がなぜ起こっているのかを広い範囲から考察することで、改善へと導く自信が付きました。
これまでどんな治療院に通っても良くならなかった方でも、
必ずお力になってみます。
治療家になったきっかけ ~痛みで孤独だった学生時代~
人の身体に興味を持ち始めました。
そして高校生になった頃から、私自身が腰痛に悩まされ、
3年ほど病院を転々とする時期がありました。
本当に痛みが酷くて、30分椅子に座っていることもままならないくらいでした。
3年生のころには半分くらいしか出席できないほどでしたね。
それでも若いからという理由で、体の痛みに苦しんでいることを理解してくれる人は殆どいなかったです。
痛みのせいで何もできない状態になり、自分の将来に対する不安に押しつぶされそうになっていました。
するとあれだけ変わらなかった症状が、
みるみる改善していったんですよね。
あれだけ不安だった将来の可能性が一気に広がった気がしました。
その時に感じたのが
「自分のように、体の痛みで皆と同じ生活が送れていない事に対し、
若いという理由で周りから理解されずに苦しんでいる。
そんな人達を救ってあげられるような仕事に携わってみたい。」
ということです。
そこから本格的に治療家を目指すようになりました。
オステオパシーを選んだ理由 ~治療家としての挫折~
正常を知らずして、異常は分かりえない
オステオパシーは治療のやり方を重視するのではなく、
患者の身体を注意深く“観察”し、そして何が正常から逸脱して
症状や病気が起こっているのかを明らかにするところが
今まで学んだ治療法とは大きく違っていました。
オステオパシー の解剖学と生理学から身体をみるその考え方に、
これこそ私が探し求めていたものだと確信を持ちました。
繰り返される症状
柔道整復師の国家資格取得後、痛みやしびれで悩む多くの患者さんの施術を行ってきました。
しかし、腰痛や首、肩の痛みに対して施術を行い、その場で症状が軽減し、楽になったと患者さんに言ってもらっても、数日後にまた再び同じ症状が再発することがあり、なぜ症状が改善しきらないのかずっと疑問に感じていました。
求める結果が得られなかった治療の数々
自分の行っている施術に満足ができず、カイロプラクティック、キネシオテーピング、クライオセラピー、筋スラッキング療法、AKA、トリガーポイントなど効果があると言われる療法を学び、実践しました。
しかし、どれも自分が求める結果を得ることはできませんでした。
そして
「本当に人を改善へと導く治療法はないのだろうか?」
と諦めかけていた時に出会ったのが、オステオパシーだったのです。
師との出会い
現在の師である先生のセミナーを神戸で受講した時のこと。
「君たちは、身体の仕組みである解剖学を本当に理解しているか?
症状は単なる結果であって原因ではない。
症状がどのような過程で起こっているのかをみるためには、身体の仕組みである解剖学、特に身体がどのようなつながりを持っているかを知らなくてはいけない。
本当に重要なことはテクニックを学ぶことではない。」
この話を聞いた時、衝撃が走りました。
今まで、施術のやり方にばかりとらわれ、身体の仕組みである解剖学、特に全身の組織、器官の関係性についての知識を学ぶことは考えたことがありませんでした。
海外の文献や書籍、100年以上前の実際の解剖が描かれた美術書のイラストを見た時に、「根本的な改善に導くためには、身体の正常な構造を学ばなければいけない。正常を知らずして異常がわかることはない」と痛感しました。
修行の日々
それ以降、解剖書を買いあさり、セミナーには可能な限り出席し、自分の知識と技術向上のために収入の大半を投資してきました。
仕事が終わって21時から日が変わるまでの練習会、またその練習会で学んだことを休日に仲間と集まり練習する、知識の学習と同時に手の感覚を養うことには本当に苦労しました。
しかし、その苦労に見合うものがオステオパシー にはあります。
施術費用に見合う結果が出せる療法を望んでいた私にとって、オステオパシーは本当に求めていた治療法でした。
本場アメリカでの学び
セミナーで10年間学び続けた後、日本に世界のオステオパシー教育基準を満たす学校(日本トラディショナルオステオパシー カレッジ:JTOC)へ入学しました。
基礎医学教育を含めて卒業までに6年間学び、オステオパシーの聖地カークスビルにあるKCO M(カークスビルオステオパシー医科大学)で解剖実習を修了した経験は、私の施術に大きな恩恵を与えてくれています。
アメリカのシカゴでリチャード・フィーリーD.O.(オステオパシー医師)と、ダニエル・ウイリアムズD.O.(オステオパシー医師)から頭蓋オステオパシーを教わりました。
頭蓋ベーシック、頭蓋アドバンス、脳神経のセミナーを修了しています。